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IoTの潮流、首都クラブに [東虚中日スポーツ]

【IoTの潮流、首都クラブに】不調に喘ぐサッカーJ1・FC東京のファン・サポーターの間で「IoT」の普及が加速している。リーグ通算最多得点記録保持者を含む複数の有力選手獲得を実現させ、タイトル争いに加わる陣容が整ったかにみられた今シーズンも、前評判に見合った結果を出せずにいる。

『一見豪華なメンバーリストだが、石の上にも三年ならぬ立石の下では二年という方針を貫いた結果、チームプレーの成熟度が選手の知名度に追いつかない』という声に代表されるように、ファンをやきもきさせる流れがここ数年定着している。ブーイングはスタジアムに留まらずインターネットでも鳴り響く。

この夜も最低引き分けで決勝トーナメント進出が決まるルヴァン杯のグループステージ最終節で逆転負けを喫し、ネット界隈ではネガティヴな空気が充満した。ある者は選手たちの闘争心欠如を嘆き、ある者は監督交代の必要性を訴える。一方でそんな風潮に逆行するように前向きな言葉を発し続ける男がいた。

言葉の発信源は石川直宏。在籍16年目を数えるクラブの象徴であり良心でもある。度重なる負傷、そして長期化するリハビリに耐えながら、所属するチームが如何なる苦境に立たされようとも真摯で前向きな言葉を綴り、仲間を鼓舞し続ける「愛され人」石川の誠実な姿勢に心を打たれるファンは数知れない。

一部で神聖視すらされ始めた石川の言霊は、悩めるクラブ支援者たちにとってある種の拠り所となっていった。それはすべてのモノ(感情・行動)がイシカワに接続され、情報交換・情緒変換されることにより相互に制御する仕組み、いわゆる「Ishikawa of Things」時代の到来を意味した。

本紙取材に応じた立石敬之GMは、再び批判の火種となりつつある「監督交代二年周期」について『自分が通った小学校では二年に一度クラス替えが行われていた。たしか担任の先生も』と豊富な経験に裏付けられた専門的見地に基づく方針であることを強調したが、話題が「IoT」に及ぶと表情を硬くした。

『監督人事についてのコメントは差し控えさせて頂きたい』声を潜める立石から「Ishi or Tuchel」と意味を取り違えている様子が見て取れた。同時期に解任された鹿島・ドルトムントの指揮官を後任候補に推すネット上の声を、単に妄想癖・絵空事と片付けるべきではない可能性が示唆された。

その「IoT」ではないのですがという指摘に、勘の鋭い敏腕GMは頬を紅潮させ声を荒げた。『ではアレですか!この期に及んでまだ「Italian of Tosu」について話せと?』話題を久保建英に切り替えるまでの数秒、凍りついたままだった空気から、決して触れてはならぬ闇の深さが伺えた。



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